これから独学でWebデザイナーを目指そうという人に向けて、独学で学ぶメリットとデメリット、独学する人におすすめの書籍などをご紹介します。
私個人としては、独学で学ぶメリットはかなり大きいと思っています。
独学推奨派がお伝えする独学の魅力が届けば幸いです。
スクールで学ぶことについては、こちらの記事に書きました。
Webデザインを「スクールで」学ぶメリットとデメリット、手軽に始められるスクールを紹介｜nico MEMO
独学することのメリット
自分で調べる力が身に付く
独学のいちばん大きなメリットは、自分で調べる力が身に付くこと。
Webデザイン界隈は技術の移り変わりが激しく、「自分で調べて解決する力」は必須とも言えるスキルです。
聞けば答えてくれるスクールの環境は挫折しにくくありがたいものですが、その代わり「自ら調べる」という発想にはなりにくい気がします。
Webに限らず、調べればわかることって意外と多いものです。
それに気づくだけでも、独学のハードルは格段に下がるはずです。
「誰かに聞く」ことは、その「誰か」の貴重な時間を奪うことになる、というのもお忘れなく。
学習にかかる費用が、スクールに比べて格段に少ない
独学でかかる費用というと、教材や環境構築くらいでしょうか。
なので、スクールのようにまとまった費用がかかりません。
今は無料で知識が得られる媒体もたくさんありますし、
有料だとしても、スクールに比べればかなり安価です。
浮いたお金を他の用途に有効活用できるのはうれしいですね。
自分のペースで続けられる
時間に縛られずに学習が可能なので、自分でペース立てて続けていくことができます。
ただ、自分を律することができないとダラけがちになってしまうので、この辺は一長一短ですね。
独学することのデメリット
いつでも学習をやめられる
独学の何より大きなデメリットは「いつでも学習をやめられる」ことです。
ひとりで勝手に始めた学習なので、習得できずにやめても誰も困りません。
スクールに通うには結構な額の費用を払うので
「何も習得せずにやめるのはもったいない」という心理が働き
「元を取るために真剣にならざるを得ない」と言う人も結構多いです。
また、スクールの場合は授業の時間が決まっている場合がほとんどなので、
「決まった時間に顔を出す」ことで強制的に学習時間が確保できます。
時間や費用など、何かしらの制約があると
人は勉強しなければいけない義務感に駆られるものです。
制約のおかげで学習がはかどるケースは多々あります。
独学の場合は、その辺の制約を自分でつくる必要があるので、
ある程度自分に厳しくできないと続かない傾向にあります。
上達していることを自覚しにくい
自分の書いているコードやデザインが
果たして正解なのか？
案件として通用するのか？
自分一人では判断がつきにくいので自信が持てず、
実際に案件へチャレンジするタイミングがとりにくいこともあります。
こちらの記事で紹介しているような、メンターサービスを利用するのもひとつの手です。
Webデザイナーになるのってカンタンなの？これからWebデザインの勉強をする人に伝えたいこと｜nico MEMO
孤独に陥りがち
一人で勉強していると横のつながりがつくりにくいため、
盲点ですが、「孤独」も結構つまづくポイントになりがちです。
SNSを活用して、初学者同士つながって仲間をつくるのも良いですね！
独学にオススメの教材
オススメの書籍
私がスクールの受講生さんにお勧めしている書籍の一部をご紹介します。
この辺の内容を読み込んでマスターしていくと、独学でも制作物のクオリティが格段に上がってくるはずです。
1冊ですべて身につくHTML & CSSとWebデザイン入門講座
こちらの書籍は、Web制作に必要な知識を丁寧に解説してくれているロングセラーです。
1つのサイト制作を通して、ベースとなるスキルが身につけられます。
とりあえず、素人っぽく見えないデザインのコツを教えてください！
独学にあたってデザイン系の書籍は1冊は持っておきたいところですが、その中でもこちらは1冊目にオススメの書籍です。
デザインのセオリーを、専門的な言葉抜きでわかりやすく教えてくれており、駆け出し時代だけでなく、ある程度案件をこなせるようになっても参考になる、まさに良書です！
オススメの動画サービス
動画教材は独学に不可欠です。
最近は質の良い動画教材がたくさん出回っており、自分のペースに合わせてゆっくり再生したり一時停止したりして進められるのは大きな魅力です。
動画といえばYouTubeですが、YouTubeは知識が断片的になりがちなので、ある程度土台の知識が得られてから利用する方がオススメです。
ドットインストール
数ある教材の中でドットインストールをお勧めする理由は、言語ごとに分けて体形立てて学べる点です。
無料の範囲でもかなり深めることができますが、
有料プランでも月1,000円程度。
それでもスクール並みの内容を身につけることが可能な良サービスです。
Adobe CC道場
Adobe公式のチュートリアル動画になります。
木曜20:00にYouTubeでライブ配信しており、過去の配信はもちろんアーカイブで視聴可能です。
かいつまんだ内容にはなりますが様々なレベルの内容を配信しているので、駆け出しから応用まで永く活用ができます。
新たな学びや気づきが得られること間違いなしです。
まとめ
以上、独学でWebデザインの勉強をするメリットとデメリット、オススメ教材等をご紹介しました。
独学は様々な方法が存在するので、自分に合った方法で、自分のペースで進めるのが何よりもオススメです。
今回紹介した方法も、ひとつの意見として受け取っていただければと思いますが
ちょっとでも「やってみよう！」「やれそう！」と感じて背中を押すことができたらうれしいです^^
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