異業種で働いていた私がWeb業界へ転職した流れを綴る

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(この記事は2017年5月30日に修正・加筆しました)
(この記事は2020年2月3日に再修正・再加筆しました)

私がWeb業界に携わるようになったのは2014年からです。
Web業界は実務経験ありきですが、私の前職は一般事務でした。
当時、年齢は30代前半。業界未経験として制作会社に採用されるには厳しい年齢でした。
不利と思えるそんな状況から、どのような道を経て転職したのかを書いていきたいと思います。
半生を読まれるのはかなり恥ずかしいですが、
こういう生き方もあるんだよ、という参考に留めていただけると幸いです。


専門学校〜フリーター時代

実は元々、デザインに興味はあったんです。
高校卒業後、グラフィックデザインの専門学校(2年制)へ進学します。
しかしそこで、スゴい人たちを見てひるみ、おちこぼれます。笑。
時は就職氷河期。フリーターという選択にも抵抗がなく、
私はまんまと自分を甘やかしてフリーターへの道を歩み始めました。

経験した仕事

  • POPライター
  • 販売員
  • 工場での軽作業
  • パチンコ店店員
  • テレオペ
  • 入力事務
  • 動画作成

等々……。
プライベートで、趣味程度にイラレやフォトショはいじっていて
ポストカードを作って売ったり、Tシャツのデザインコンペに応募して採用されて喜んだり。
ゆるーく楽しくやっていた20代です。


事務職時代

ただ、あまりにも転職が多くて自己嫌悪に陥ってましたね。笑。
いい加減、1箇所の企業で長く働いてみよう。そしたら何か見えるかもしれない!
と思い、地元の安定企業で事務職のパートを始めます。
条件等が自分にマッチしていて良い会社さんでした。
そこで働き続けて見えてきた何か。
それは、、、

自分で何か作り出す仕事がしたい。
誰かが代われる仕事(=事務)ではなく、自分にしかできない仕事がしたい。

という気持ちでした。
自分を甘やかして断念したデザインへの道への憧れが
まだ残っていたのです。

長く勤めるという決心がありましたから
すぐに辞めるようなことはしませんでしたが
気持ちは退職後に向かっていましたね。
HTML+CSSを独学で学び始めたのもこの頃からです。


フリーランスへの序章

前述の安定企業を退職するにあたり、
雇用保険で通える職業訓練校にWeb系のコースがあることを知り、
それを受講しようと在職中から申し込みをしていました。

退職の申し出もバッチリ、後は受講の通知を待つだけでしたが、結果は不合格。
退職後の予定が白紙となった瞬間でした。

当時、私の年齢は30代に差し掛かり、
実務経験のない者がいきなり異業種へ転職を試みても厳しい状況。
実際、いくつもの会社を受けては不採用になりました。

そこで私は、某SNSの求人コミュニティを活用して、
気になった人に直接アポイントを取り、
採用してほしいとお願いしました。
2人目に連絡をした方が好印象を持ってくれて、
幸いなことに採用の運びとなりました。

フリーランスの方のアシスタント的な立場でしたので
当然保険などもなく、他人にオススメできる方法ではありません。。
ただ、当時の自分はそうしてでも経験を積みたかったのです。

そこで私は、自分の独学が実務では全然通用しないレベルであることを思い知ります。
が、モリモリ制作補助をやらせてもらったため、
Fireworks、XHTML、CSSを初心者程度ながらマスターします。
特に、バナーの制作、LPや企業サイトのデザインをやらせてもらったおかげで
デザインのセオリーも身につきました。
ここで積んだ経験は半年でしたが、当時の自分に、
そして何より今の自分に必要な経験だったと心底感じています。

また、保険等に入れなかったことが、不幸中の幸いでした。
雇用保険は退職後1年間有効ですので、
前職の雇用保険を使って再度職業訓練に申し込みすると、
ラッキーなことに、合格!!!
ラストチャンスにダメ元で申し込んだので
本当に嬉しかったことを覚えています。


職業訓練

職業訓練校は卒業後すぐに就職することを目的としているので
スクールとはちがうメリットがいくつもありました。

基礎から学べる

私が受けたのは、HTMLとCSS、Fireworks(時代が、、)を中心とした講座でした。
全く知識のない人を対象とした講座だったので、
自分の浅い知識を復習するのに最適の機会でした。

自分のキャリアの振り返りの時間があった

絶対に受かる履歴書や職務経歴書を書くために、
これまでの自分のキャリアの棚卸をするんですね。
人にアピールするにはまず己を知るところから始まります。

前述したように、私は社会人人生がフリーターから始まり
転職がかなり多かったので、
自分の出来ることやアピールポイントを見つけたのは
今後の自信にもつながりました。

実際に企業と触れ合う機会が多い

講師は実際にWebデザイナーとして活動している方々だったので、
先生方の人脈を使ってランチを食べながら交流会とか、
企業に出向いて説明会に出席したり、
学校が組んだカリキュラム以外にも企業と話す機会がたくさんありました。

また、私の受けたコースは実習付きのコースだったので
1ヶ月間制作会社さんで実習させてもらえたのも良い経験でした。
実習先にそのまま就職している受講生もいましたよ。


念願のフリーランス…!

実習先さんから案件を振っていただけることになり、
そのままフリーランスとなることを決心しました。

開業届を出したのが、桜満開のよく晴れた日で、
不安も多かったけれど、希望も胸一杯だったことをよく覚えています。


まとめ

改めて振り返ると、行き当たりばったり感がハンパないですね。

ただここで言いたいのは、悩む前にまず動け、ということでしょうか。
頭の中で思い描いても、行動に移さない限り何も変わらないのです。
やらないで後悔するより、やって後悔した方が何倍もマシとはよく聞きますが、
本当にその通りだと思います。

Web業界は技術の入れ替わりが激しいので
これからも常に勉強、勉強で精進していきたいと思います。

全く関係ないですが、先日漢方専門の病院にかかったところ、先生が
「私は40年勉強してようやくここまで理解できた」
とおっしゃってました。
何事においても「極める」とはそういうことなのかな、とふと思いました。

もちろんWeb業界においても……。

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